【映画レビュー】ボヘミアン・ラプソディ
ネタバレ無し
「ボヘミアン・ラプソディ」は伝説的ロックバンド「クイーン」の伝記映画だ。
「クイーン」の前身バンド「スマイル」から「クイーン」の結成そして伝説のライブ「ライブエイド」までを怒涛の勢いで描く。
十数年間の長い期間を134分という時間にまとめているにも関わらず一瞬もダレることない圧倒的なスピード感と没入感が魅力だ。
作中では「クイーン」の楽曲がふんだんに使われているのでぜひ劇場で観るべき作品だ。
INDEX
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あらすじ
世界待望!伝説のバンド<クイーン>のフレディ・マーキュリーの華やかな成功と波乱万丈の人生を描く。
クイーンのブライアン・メイとロジャー・テイラーが音楽総指揮を務め、32もの不朽の名曲が主としてフレディの歌声で甦り、心臓に鳥肌がたつほどの感動を呼び起こす。
11月、悩める者、弱き者に捧げる、ミュージック・エンターテイメント開幕!
公式ホームページより引用
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監督
監督は「ブライアン・シンガー」
代表作は「X-メン」シリーズで、アメコミ作品を中心に監督してきた人物。
アメコミ以外では、トム・クルーズ主演の「ワルキューレ」を監督している。
登場人物
フレディ・マーキュリー(ラミ・マレック)
ボーカル
ブライアン・メイ(グウィリム・リー)
ギター
ロジャー・テイラー(ベン・ハーディ)
ドラム
ジョン・ディーコン(ジョゼフ・マゼロ)
ベース
メアリー・オースティン(ルーシー・ボイントン)
フレディの恋人
感想
Queenは有名曲しか知らなかったのだけれどめちゃくちゃ面白かった。135分という長い上映時間にも関わらず途中でダレる事が全くなくあっという間に観終わってしまった。
ラストのライブエイドのシーンは圧巻の一言。あとでYouTubeのライブ映像を観たら本当に完コピだという事を再確認した。伝説的な映画。
圧倒的なスピード感と没入感
「ボヘミアン・ラプソディ」は「クイーン」の結成から伝説のライブ「ライブエイド」までの十数年間を描いた伝記映画だ。
十数年間を134分という決して長いとはいえない上映時間で濃密にまとめているうえに、134分間一瞬もダレることがない驚異的な演出が魅力的。
必要な場面で必要なシーンが必要なだけ出てくる映画の教科書のような完璧な演出だ。
そして、圧倒的なスピード感で演出されるので、気が付いた時には「クイーン」のファンになってしまっているのだ。
「ボヘミアン・ラプソディ」では「クイーン」の楽曲がふんだんに使用されている。
楽曲が流れるシーンも様々で、ライブシーンはもちろんのこと楽曲制作のスタジオ内やレコーディングそしてテレビスポットなど多岐にわたる。
魅力的な「クイーン」の楽曲をこれでもかと魅了的に演出するので、上映開始からものの数分で「クイーン」の世界にどっぷりと浸かっていることだろう。
ドキュメンタリーのようでしっかり演出の入った映画
本作の最大の魅せ場はもちろんラストの「ライブエイド」のシーン。
完コピかと思ってしまうライブシーンなのだけれど、実は劇中の「ライブエイド」はかなりカットされている。
比べてみると一目瞭然で21分間の「ライブエイド」が13分間に短縮されている。中盤がガッツリカットされているのだ。
それでも本物のように感じてしまうのは、しっかり演出して没入感を作り出しているので観るもの全てが本物に思えてくるからだ。
圧倒的なスピード感で「ボヘミアン・ラプソディ」の世界にのめりこむことで、「ライブエイド」のシーンまでには一緒にライブに参加しているような感覚に陥ってしまう。
「ボヘミアン・ラプソディ」は物語の中にガッツリ入り込める没入感の高い映画ということを改めて感じた。