GASMASK | ガスマスク

LIVE LIFE HARD.

【2018年】おすすめ映画ランキングベスト10

f:id:GVSMASK:20181227103701j:plain

今年観た新作映画は合計45本だった。
それぞれの感想は別記事で紹介している。

2018年は近年でも名作が多い年だったと思う。個人的には2016年の次くらいの豊作に感じた。
特にミュージカルなどの音楽をテーマにしたジャンルの作品が多かった。動画配信サービスの隆盛が極まる近年において、音響に優れる映画館での体験の良さを改めて感じることになった。

そんな名作ぞろいの2018年作品の中でも特に観るべき10作品をランク付けしたので、まだ観ていない人はAmazonプライムビデオでもレンタルできるのでぜひ視聴してほしい。

INDEX

定額映画配信サービスならAmazonプライムがおすすめ

第10位:グレイテスト・ショーマン

f:id:GVSMASK:20181227103725j:plain

映画概要

公開:2018年02月16日
監督:マイケル・グレイシー
出演:ヒュー・ジャックマン/ザック・エフロン/ミシェル・ウィリアムズ/レベッカ・ファーガソン/ゼンデイヤ

あらすじ

主人公のP.T.バーナムは<ショービジネス>の概念を生み出した男。誰もが“オンリーワンになれる場所”をエンターテインメントの世界に作り出し、人々の人生を勇気と希望で照らした実在の人物だ。
そんなバーナムを支えたのは、どんな時も彼の味方であり続けた幼なじみの妻チャリティ。彼女の愛を心の糧に、仲間たちの友情を原動力に、バ ーナムはショーの成功に向かって、ひたむきに歩む。

公式ホームページより引用
映画『グレイテスト・ショーマン』オフィシャルサイト| 20世紀フォックス ホーム エンターテイメント

どんな人でも面白いと感じるミュージカル映画

f:id:GVSMASK:20181227103734j:plain

ヒュージャックマン演じるPTバーナムの伝記的ミュージカル映画。
ミュージカルとしての完成度が高く、歌やダンスはもちろん小道具やカメラアングルの転換を利用した独特な演出が魅力的。特にザックエフロンの引き抜きシーンは素晴らしかった。

ストーリーはあまり深みが無いが、ミュージカルとしての爽快感を失わない絶妙な出来だったと思う。
どんな人でも活躍できるというメッセージ性は素晴らしく、文字通りどんな人の心にも響くものだった。

第9位:キングスマン:ゴールデン・サークル

f:id:GVSMASK:20181227103722j:plain

映画概要

公開:2018年1月5日
監督:マシュー・ヴォーン
出演:コリン・ファース/タロン・エガートン/ジュリアン・ムーア/マーク・ストロング

あらすじ

スパイ機関“キングスマン”の拠点が、謎の敵、ゴールデン・サークルの攻撃により壊滅。残されたのは、前作で一流のエージェントに成長した主人公エグジー(タロン・エガートン)と、教官兼メカ担当のマーリン(マーク・ストロング)のみとなってしまう。
敵を追い、同盟を結ぶスパイ機関“ステイツマン”の協力を得るためアメリカに向かう二人。しかし、表ではバーボン・ウイスキーの蒸留所と最高級のバーボンを提供する店を経営しているステイツマンは、英国文化に強い影響を受けたキングスマンと対照的に、コテコテにアメリカンなチームだった!
彼らは文化の違いを乗り越えて、ゴールデン・サークルが企む陰謀を阻止することができるのか!?

公式ホームページより引用
映画『キングスマン:ゴールデン・サークル』オフィシャルサイト| 20世紀フォックス ホーム エンターテイメント

記憶喪失になったハリーとスパイとして立派に成長したイグジーの対比が面白い

f:id:GVSMASK:20181227103718j:plain

前作「キングスマン」は個人的にオールタイムベスト10にも入る大ヒット作だった。
無茶苦茶な展開をがっちりとグリップしてしっかりとしたアクション映画に落とし込める監督「マシュー・ヴォーン」の力量が素晴らしい作品だ。

今作もそんな名作の続編ということで楽しみにしていたのだけれど、期待を裏切らず最高の映画だった。
前作からの良いところをそのままに、無茶苦茶なスパイの大活躍を観れたのは安心感すらあった。

そんな面白い映画だが、やはり前作からのハリーの復活が無理やりすぎ。
詳しくはネタバレになってしまうが、余りにもネタに振り切れてしまっていてちょっとショックだった。
今作から登場したアメリカ陣営「ステイツマン」も影が薄く、チャニング・テイタムに至ってはほとんど空気だった。

やはり名作である前作「キングスマン」は超えられなかったなという印象。

第8位:ウィンド・リバー

f:id:GVSMASK:20181227103710j:plain

映画概要

公開:2018年07月27日
監督:テイラー・シェリダン
出演:ジェレミー・レナー/エリザベス・オルセン

あらすじ

雪深いアメリカの、ネイティブアメリカンが追いやられた土地“ウインド・リバー”で見つかった少女の死体―。新人捜査官ジェーン・バナー(エリザベス・オルセン)が単身FBIから派遣されるが、慣れない雪山の厳しい条件により捜査は難航。
ジェーンは地元のベテランハンターで、遺体の第一発見者であるコリー・ランバート(ジェレミー・レナー)に協力を求め、共に事件を追うが、そこには思いもよらなかった結末が・・・。

公式ホームページより引用
映画「ウインド・リバー」公式サイト 2018年7/27公開

警察機構の機能していない無法地帯

f:id:GVSMASK:20181227103705j:plain

作中の舞台はウィンドリバー保留地というインディアン保留地。
そこは農業もままならない不毛の土地で産業はなく、わずかなが放牧がおこなわれている程度。
ロッキー山脈の中の盆地にあるため冬は極寒で気温は-30度にもなる厳しい気候だ。

そんな不毛な土地になぜ人が住んでいるのかといえば、インディアン絶滅政策によってネイティブアメリカンが強制移住させられた土地だからだ。
現在はもちろん絶滅政策は行われていないが、保留地に住んでいる限りはわずかながら年金が支給されるため住民は保留地を離れられないでいる。

保留地は州政府から独立した連邦管轄地域であるため警察機構は部族警察という地元警察のみ。警察官は広大な保留地で6人しかいないため、犯罪の捜査はほとんど不可能だ。
FBIが保留地を管轄しているが、殺人などの重大犯罪でなければ本格的な捜査は期待できない。
作中のセリフでもあるがウィンドリバー保留地は「凍った地獄」なのだ。

地元の部族警察は最初から犯人を捕まえられることを諦めている空気で、被害者家族も司法の裁きは期待していない。
警察機構が機能していない無法地帯で頼れるのは自分の力だけであることを見せつけられるのだ。
地獄のような環境で無法者に対抗するには自分たちで何とかするしかない。
そんな状況はさながら現代の西部劇のようだった。

第7位:スリー・ビルボード

f:id:GVSMASK:20181227103730j:plain

映画概要

公開:2018年02月01日
監督:マーティン・マクドナー
出演:フランシス・マクドーマンド/ウディ・ハレルソン/サム・ロックウェル

あらすじ

最愛の娘が殺されて既に数ヶ月が経過したにもかかわらず、犯人が逮捕される気配がないことに憤るミルドレッドは、無能な警察に抗議するために町はずれに3枚の巨大な広告板を設置する。
それを不快に思う警察とミルドレッドの間の諍いが、事態を予想外の方向に向かわせる。

公式ホームページより引用
映画『スリー・ビルボード』オフィシャルサイト| 20世紀フォックス ホーム エンターテイメント

3つの看板と3人の登場人物

f:id:GVSMASK:20181227103713j:plain

殺された最愛の娘のために派手に暴れるお母さんが物語の中心。
3つの看板から始まり、ドリル、火炎瓶と急速にエスカレートしていくサイコパンクな手法は爽快感すらある。

徐々に周辺人物である警察署長や不良警官に物語の焦点が移っていき複雑な構成になっていく。
一筋縄ではいかない正義や、善悪の二元論では語りつくせない人間というものについて深く考えさせられる映画。

第6位:カメラを止めるな!

f:id:GVSMASK:20181227103805j:plain

映画概要

公開:2018年06月23日
監督:上田慎一郎
出演:濱津隆之/真魚/しゅはまはるみ//長屋和彰/細井学/市原洋/山﨑俊太郎/大沢真一郎

あらすじ

とある自主映画の撮影隊が山奥の廃墟でゾンビ映画を撮影していた。本物を求める監督は中々OKを出さずテイクは42テイクに達する。
そんな中、撮影隊に本物のゾンビが襲いかかる!大喜びで撮影を続ける監督、次々とゾンビ化していく撮影隊の面々。映画史をぬり変えるワンカットゾンビサバイバル!……を撮ったヤツらの話。

公式ホームページより引用
映画『カメラを止めるな!』公式サイト

欠点が全て長所に変わる映画

f:id:GVSMASK:20181227103827j:plain

冒頭30分間クソ映画を見せつけられる衝撃のスタート。
最後まで観るべきという前評判が無かったら怒って席を立つレベルのクオリティー。
しかし終盤には、そんな低レベル映画の欠点全てが長所に変わる驚きの映画体験が待っている。

低クオリティーの演技や低クオリティーの撮影、低クオリティーのストーリー全てが長所に変わった瞬間に「脚本の力ってすごいな」と感じた。

全てがネタバレになってしまうので観ていない人はとにかく観たほうが良い。

第5位:search/サーチ

f:id:GVSMASK:20181227103818j:plain

映画概要

公開:2018年10月26日
監督:アニーシュ・チャガンティ
出演:ジョン・チョー/デブラ・メッシング/ジョゼフ・リー/ミシェル・ラー/サラ・ソーン

あらすじ

忽然と姿を消した16歳の女子高生マーゴット。行方不明事件として捜査が始まる。家出なのか、誘拐なのかわからないまま37時間が経過。
娘の無事を信じる父デビッドは、彼女のPCにログインしSNSにアクセスを試みる。インスタグラム、フェイスブック、ツイッター・・・。
そこに映し出されたのは、いつも明るく活発だったはずのマーゴットとはまるで別人の、自分の知らない娘の姿があったーー。

公式ホームページより引用
映画『search/サーチ』 | オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ

映画館でなくPCで見るべき映画

f:id:GVSMASK:20181227103823j:plain

「search/サーチ」の特徴は何といっても最初から最後まで全てがPCの画面上だけで展開すること。
一見するととても不自由な設定だと思われるが、むしろSNSの既存の映画よりも自由な演出ができていると思った。
画面やWebカメラそしてテレビの映像など様々なアングルから作品を捉えることで既存の作品にはない新しい構図を見ることができるのだ。

斬新な構図だけでなくサスペンスとしても素晴らしい作品だ。
物語全てが伏線で構成されていて、些細なチャットのメッセージすらも重要な意味を持っている。
完璧な脚本と綿密な演出、そしてPCの中だけという制限を逆手にとったカメラアングルが合わさって完全に騙されてしまう。

時代を感じる名演出なので、ぜひ映画館でなくPCで見てほしい。

第4位:ワンダー 君は太陽

f:id:GVSMASK:20181227103757j:plain

映画概要

公開:2018年06月15日
監督:スティーヴン・チョボスキー
出演:ジュリア・ロバーツ/ジェイコブ・トレンブレイ/オーウェン・ウィルソン/マンディ・パティンキン/デイビード・ディグス/イザベラ・ヴィドヴィッチ/ダニエル・ローズ・ラッセル

あらすじ

オーガストこと”オギー”はふつうの10歳の男の子。ただし、“顔”以外は…。
生まれつき人と違う顔をもつ少年・オギ―(ジェイコブ・トレンブレイ)は、幼い頃からずっと母イザベル(ジュリア・ロバーツ)と自宅学習をしてきたが、小学校5年生になるときに初めて学校へ通うことになる。
クラスメイトと仲良くなりたいというオギーの思いとは裏腹に、その外見からじろじろ見られたり避けられたりするが、彼の行動によって同級生たちが徐々に変わっていく…。

公式ホームページより引用
映画『ワンダー 君は太陽』公式サイト - キノフィルムズ

感動ポルノとか言ってる場合じゃない直球の感動ハートウォーミング涙腺崩壊映画

f:id:GVSMASK:20181227103747j:plain

トリーチャーコリンズ症候群で顔に障害を負っている小学生が主人公。
初めて学校に行く一年間でいじめにあったりすれ違いがあったりしながらも、周囲の人々に温かく支えられていく物語。

とにかく良い人しか出てこない、人の良いところにだけ焦点を当てた吹っ切れた映画である。
そんな映画の雰囲気に感動ポルノと身構えてしまうが、観ていくうちにそんなことどうでもよくなってくる。感動エピソードの洪水に気が付いたら泣いてしまった。
ワンダー君は太陽という邦題は作品のコンセプトを良く表している。主人公は周囲の人々に支えられているだけでなく、周囲の人々を勇気づける太陽のような存在なのだ。

童心に帰って観ることで心が浄化され曲がった心と淀んだ瞳が清らかになる道徳的名作。

第3位:ボヘミアン・ラプソディ

f:id:GVSMASK:20181227103813j:plain

映画概要

公開:2018年11月09日
監督:ブライアン・シンガー/デクスター・フレッチャー
出演:ラミ・マレック/ジョセフ・マッゼロ/エイダン・ギレン/ベン・ハーディ/ルーシー・ボーイントン

あらすじ

世界待望!伝説のバンド<クイーン>のフレディ・マーキュリーの華やかな成功と波乱万丈の人生を描く。
クイーンのブライアン・メイとロジャー・テイラーが音楽総指揮を務め、32もの不朽の名曲が主としてフレディの歌声で甦り、心臓に鳥肌がたつほどの感動を呼び起こす。
11月、悩める者、弱き者に捧げる、ミュージック・エンターテイメント開幕!

公式ホームページより引用
映画『ボヘミアン・ラプソディ』公式サイト 大ヒット上映中!

圧倒的なスピード感と没入感

f:id:GVSMASK:20181227103743j:plain

「ボヘミアン・ラプソディ」は「クイーン」の結成から伝説のライブ「ライブエイド」までの十数年間を描いた伝記映画だ。
十数年間を134分という決して長いとはいえない上映時間で濃密にまとめているうえに、134分間一瞬もダレることがない驚異的な演出が魅力的。
必要な場面で必要なシーンが必要なだけ出てくる映画の教科書のような完璧な演出だ。
そして、圧倒的なスピード感で演出されるので、気が付いた時には「クイーン」のファンになってしまっているのだ。

「ボヘミアン・ラプソディ」では「クイーン」の楽曲がふんだんに使用されている。
楽曲が流れるシーンも様々で、ライブシーンはもちろんのこと楽曲制作のスタジオ内やレコーディングそしてテレビスポットなど多岐にわたる。
魅力的な「クイーン」の楽曲をこれでもかと魅了的に演出するので、上映開始からものの数分で「クイーン」の世界にどっぷりと浸かっていることだろう。

第2位:アベンジャーズ インフィニティ・ウォー

f:id:GVSMASK:20181227103801j:plain

映画概要

公開:2018年04月27日
監督:アンソニー・ルッソ/ジョー・ルッソ
出演:ロバート・ダウニー・Jr/クリス・ヘムズワース/マーク・ラファロ/クリス・エヴァンス/スカーレット・ヨハンソン/ベネディクト・カンバーバッチ/トム・ホランド/クリス・プラット/チャドウィック・ボーズマン/ジョシュ・ブローリン/ジェレミー・レナー/エリザベス・オルセン/ポール・ベタニー/サミュエル・L・ジャクソン/ポール・ラッド/セバスチャン・スタン/ゾーイ・サルダナ/ブラッドリー・クーパー/ヴィン・ディーゼル

あらすじ

6つすべてを手に入れると世界を滅ぼす無限大の力を得るインフィニティ・ストーン。
その究極の力を秘めた石を狙う“最凶”にして最悪の敵<ラスボス>サノスを倒すため、アイアンマン、キャプテン・アメリカ、スパイダーマンら最強ヒーローチーム“アベンジャーズ”が集結。
人類の命運をかけた壮絶なバトルの幕が開ける。果たして、彼らは人類を救えるのか?今、アベンジャーズ全滅へのカウントダウンが始まる!

公式ホームページより引用
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー|ブルーレイ・DVD・デジタル配信|マーベル公式|Marvel

アベンジャーズシリーズの転換点

f:id:GVSMASK:20181227103739j:plain

「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」はMCUのアベンジャーズシリーズの中でも特に映像美が素晴らしい作品だ。
宇宙が舞台の大部分を占めているので壮大なスケールで作品を楽しめる。

MCUで登場した数々の登場人物の掛け合いも魅力的。
自分が好きになったキャラクターたちが一堂に会するのもアベンジャーズシリーズの魅力。
特に本作ではいくつかのグループに分かれて行動することで個々のエピソードが深堀りされているので何度見ても飽きない。

そんな数々の魅力がある「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」だが、一番の魅力はヴィランの「サノス」だ。
私利私欲のためでなく大きな正義を成し遂げるという「サノス」の信条は魅力的で悪役ながら惹きつけられてしまう。
正義と正義がぶつかり合うストーリーは王道でありヒーロー映画として相応しいものだったと思う。

文句なしの名作がなぜ第2位だったのか。
それはこの作品だけではストーリーを評価できないからだ。

詳しくはネタバレになるのでまだ観ていない方はぜひ観ていただきたい。

第1位:レディ・プレイヤー1

f:id:GVSMASK:20181227103752j:plain

映画概要

公開:2018年4月20日
監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:タイ・シェリダン/オリヴィア・クック/ベン・メンデルソーン

あらすじ

いまから27年後の世界。人類はゴーグル1つですべての夢が実現するVRワールド[オアシス]に生きていた。そこは、誰もがなりたいものになれる場所。無敵のヒーローやハーレークイン、キティだってなれる夢の世界!
ある日、オアシスの天才創設者からの遺言が発表される ーー「全世界に告ぐ。オアシスに眠る3つの謎を解いた者に全財産56兆円と、この世界のすべてを授けよう」と。突然の宣告に誰もが沸き立ち、56兆円をめぐって、子供から巨大企業まで全世界の壮大な争奪戦が始まった!
果たして想 像を超えた戦いの先に、勝利を手にするのは一体誰だ!

公式ホームページより引用
映画『レディ・プレイヤー1』ブルーレイ&DVDリリース

オタクであるほど楽しめる

f:id:GVSMASK:20181227103809j:plain

「レディ・プレイヤー1」には1980年代から90年代のアニメ、映画、ゲームなどのポップカルチャーのキャラクターが数多く登場する。
デロリアン・AKIRAバイク・メカゴジラ・ストリートファイターなど滅茶苦茶な数だ。
著作権交渉に数年を要したのもうなづける。
それぞれのキャラクターのほとんどは上映時間のほんの僅かしか登場しないため、説明なしでもすぐに気づくことができるほうが面白い。
オタクであるほど楽しめる映画だと思う。
キャラクターを知らなくても映画を理解することはできるが、映画の面白みはかなり少なくなってしまう。

人を選ぶ映画だとは思うが2018年最高の映画だと思う。

「レディ・プレイヤー1」の一番重要な設定はVRワールド「オアシス」だ。
これが日本人的には非常に分かりやすい。

日本ではありふれた設定なので、ハリウッド映画であるにも関わらずどこか懐かしい感じがする。
ポップカルチャーのキャラクターたちと相まって邦画よりも邦画らしい。
普段は洋画を観ない人でも楽しめる映画だと思う。