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【2019年公開】年間100本以上映画を観る人による今年公開された映画まとめ

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今年も映画をガッツリ見る予定なので自分用のメモとしても今年観た新作映画を全て記録していきたい。

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昨年観た映画ランキングベスト10

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クリード 炎の宿敵

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公開:2019年01月11日
監督:スティーブン・ケープル・ジュニア
出演:シルヴェスター・スタローン/マイケル・B・ジョーダン/テッサ・トンプソン/ドルフ・ラングレン

「クリード」シリーズ第2作目。前作も面白かったが今作はそれ以上に面白かった。主人公アドニスの結婚、ロッキーの家族との不仲、そして今作のライバルであるドラゴ親子との確執など主要なキャラクターがしっかり深堀されているので濃厚なストーリーが楽しめた。
演出も前作とは比べ物にならないほど強化されていて、特に試合前の雰囲気はスポーツエンターテイメントの素晴らしさを存分に堪能できた。文句なしの名作。
しかしながら、「ロッキー4」から繋がっている作品なのでストーリーが大雑把にでも分かっていないと意味不明になる。ロッキーシリーズのWikipediaをサラッと見るくらいでも予習してから観るべきだろう。

バジュランギおじさんと、小さな迷子

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公開:2019年01月18日
監督:カビール・カーン
出演:サルマーン・カーン/ハルシャーリ・マルホトラ/カリーナー・カプール

インドで迷子になったパキスタン人の女の子をガチムチのインド人のおじさんが助ける話。
女の子は声が出ないという設定なので色々と空回るという展開が犬のおまわりさんっぽい。登場人物が全員人間の鑑なので童話レベルの優しさ溢れる感動ストーリー。
ストーリーの根幹をなす印パ間の国境紛争や宗教対立なども過酷で面白い。重いテーマにガッツリと正面から向き合いハートフルな物語にしたカビールカーン監督は偉大。

ミスター・ガラス

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公開:2019年01月18日
監督:M・ナイト・シャマラン
出演:ブルース・ウィリス/サミュエル・L・ジャクソン/ジェームズ・マカヴォイ/アーニャ・テイラー-ジョイ/スペンサー・トリート・クラーク/サラ・ポールソン/シャーレイン・ウッダード

アンブレイカブルとスプリットの続編であることを観終わってから知る。前作を観ていないので当然ストーリーも全く理解できなかった。前作を観てからまた感想を書きたい。
前作を観てみると話が分かる分かる。ヒーローであるか確信が持てないデヴィッドの姿に説得力が増し、ケビンのただでさえ複雑な設定を少し理解することができた。
特にアンブレイカブルのミスターガラスの行動を観ていないと伏線が張られていたことにすら気づけない。
3作を全てが繋がっている良いシリーズだった。

マイル22

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公開:2019年01月18日
監督:ピーター・バーグ
出演:マーク・ウォールバーグ/ローレン・コーハン/イコ・ウワイス/ロンダ・ラウジー/ジョン・マルコヴィッチ/サラ・ベイカー/テリー・キニー/プールナ・ジャガナサン/サム・メディナ/アレクサンドラ・ヴィーノ/ローレン・キム

ピーターバーグとイコウワイスが好きなので観てみたら予想以上に面白かった。
イコウワイスのアクションは流石で、ザレイド並みとはいかないがマックスハイテンションな肉弾戦を存分に楽しむことができた。
ピーターバーグ作品らしく狂気的な愛国者達が危険なミッションに喜び勇んで向かっていく様はホラー映画を観ているようだった。
マークウォールバーグはあまり好きな俳優ではないのだけれど、精神的な障害がある理解不能なほどの愛国者で誰からも嫌われる嫌な上司という役はハマり役だと思う。
全てが素晴らしかったが強引に次回作に繋げる展開は意外だった。

ポーラー 狙われた暗殺者

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公開:2019年1月25日
監督:ヨナス・アカーランド
出演:マッツ・ミケルセン/ヴァネッサ・ハジェンズ/キャサリン・ウィニック/マット・ルーカス

スネークみたいな凄腕暗殺者が仲間に裏切られて命を狙われるというジョンウィック的な映画。
主人公のカッコよさを演出することに全力が注がれており、終始マッツミケルセンのダンディーな雰囲気を堪能することができる。
アクションはスタイリッシュというよりは奇想天外なギミックが魅力で、変わったガジェットや予想の斜め上を行く戦略が目白押しで最後まで飽きない。
スーサイドスクワッド的な悪役も魅力的でそれぞれのキャラも立っていたのでかませ犬として最適だった。
素晴らしい映画なので続編もぜひ見たい。

七つの会議

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公開:2019年02月01日
監督:福澤克雄
出演:野村萬斎/香川照之/及川光博/片岡愛之助/音尾琢真/藤森慎吾/朝倉あき/岡田浩暉/木下ほうか/吉田羊

自浄作用ゼロ企業の不祥事列伝を野村萬斎が切る映画。責任のなすりつけあいで部下のせいにするセリフばかりが飛び交い、不正のマトリョーシカみたいな役員達が秀逸。
会社でよく見る光景の連発でどこの会社も変わらないんだなと思った。どの企業で不正が起こってもおかしくないというリアルな恐怖を感じた。
役者陣が全員素晴らしい。年季の入った顔芸で全力の足の引っ張り合いを見せられると笑いがこみ上げてくるレベル。
誰が見ても面白いとは思うが、男性サラリーマン向けの映画。特に40代50代のベテランでないと価値観が理解できないと思う。

アクアマン

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公開:2019年02月08日
監督:ジェームズ・ワン
出演:ジェイソン・モモア/アンバー・ハード/ウィレム・デフォー/パトリック・ウィルソン/ドルフ・ラングレン/ニコール・キッドマン

DCEUシリーズ第6作目。海底帝国の皇位継承権争いというB級設定から繰り出される超弩級のアクションシーンが魅力。
製作費2億ドルという資金の暴力で作り込まれた世界最高峰のVFXはスターウォーズを超えるクオリティ。
儲かるヒーロー映画には無限に資金が集まるグローバル資本主義って凄いなと思った。

アリータ:バトル・エンジェル

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公開:2019年02月22日
監督:ロバート・ロドリゲス
出演:ローサ・サラザール/クリストフ・ヴァルツ/キーアン・ジョンソン/ジェニファー・コネリー/マハーシャラ・アリ/ジャッキー・アール・ヘイリー

銃夢のハリウッド版。全身義体のサイバーパンクがパンツァークンストアで頭蓋骨を粉砕するシーンが大半。
ゴア表現がファイナルデッドシリーズ並みだがPG12で済んでいるのは登場人物が全員サイボーグで血が青色だからか。
漫画版の途中までの映画化なのでストーリーにはモヤっと感が残る。アリータの戦いはこれからだ的な終わり方。まあしょうがない。

グリーンブック

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公開:2019年03月01日
監督:ピーター・ファレリー
出演:ヴィゴ・モーテンセン/マハーシャラ・アリ/リンダ・カーデリーニ

アカデミー賞取るための最適解みたいな映画。ゲイの黒人で天才ピアニスト博士という全部盛り設定に意気込みを感じる。
ストーリーもオーソドックスなアメリカンロードムービーをコメディ調に仕立てる安牌っぷり。主演二人も安定していて若手過ぎず大物過ぎず。全てにおいて置きに行っている感。
派手なことはせず高クオリティで誰もが安心して観れる道徳的でアカデミックな作品。これがアカデミー賞作品賞を取れなかったら何が取れるんだという映画。

スパイダーマン:スパイダーバース

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公開:2019年03月08日
監督:ボブ・ペルシケッティ/ピーター・ラムジー/ロドニー・ロスマン
出演:シャメイク・ムーア/ジェイク・ジョンソン/ヘイリー・スタインフェルド/ブライアン・タイリー・ヘンリー/リーヴ・シュレイバー/リリー・トムリン/マハーシャラ・アリ/ローレン・ヴェレスニック・ジェイン/メラニー・ヘインズ/ニコラス・ケイジ/ロドニー・ロスマン

さまざまな世界線のスパイダーマンが大集合して強大な敵に立ち向かう映画。仮面ライダーで言うとディケイド。
今まで観たスパイダーマンの映画の中では最高傑作だった。アニメ映画としても自分のオールタイムベストに匹敵する。僕らのウォーゲームくらいの出来栄え。
3Dアニメにアナログなコミック演出を加えた表現は素晴らしい。アニメーションの新たなスタンダードになると思う。
ストーリー全てに無駄がなく、登場するキャラクターの全てが立っていた。コメディ要素も必要十分かつ的確でどれを取っても最高級。
アカデミー賞を受賞したのも納得の映画。

キャプテン・マーベル

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公開:2019年03月15日
監督:アンナ・ボーデン/ライアン・フレック
出演:ブリー・ラーソン/ジュード・ロウ/サミュエル・L・ジャクソン/ベン・メンデルソーン

ハリウッド版プリキュア映画。MCU21作品目。
ゴリゴリのハードSFをコメディに落とし込むガーディアンズオブギャラクシースタイル。登場人物も被っているのでガーディアンズオブギャラクシー好きにはたまらない作品。
ナインインチネイルズのTシャツをはじめとする1995年の時代背景が90年代大作映画っぽさが出ていて良い感じ。
公開時期的にアベンジャーズの前夜祭的な感じなので軽く見るくらいに気持ちでいいかも。

ハンターキラー 潜航せよ

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公開:2019年04月12日
監督:ドナヴァン・マーシュ
出演:ジェラルド・バトラー/ゲイリー・オールドマン/コモン/ミカエル・ニクヴィスト

ロシア軍と海戦する時代感メチャクチャな映画。冷戦時代と勘違いしてるだろって設定だが、その作りも冷戦時代っぽいので名作感がある。
安心と信頼の米海軍全面協力映像美は流石。空母打撃群の俯瞰シーンなんかは資料映像だったが気になるのはそれくらい。本物をガッツリ使った迫力が最高。
ロシア軍もバッチリ出ていて◎
米国国内向け感が強いのかそれともプロパガンダ感が強いのかロシア人が英語を話しているのは冷めてしまった。
政情にも一応の配慮はあるのかどうしてこうなった感のある脚本はしょうがない。
時代錯誤感は否めないが秀逸な映画。

アベンジャーズ/エンドゲーム

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公開:2019年04月26日
監督:アンソニー・ルッソ/ジョー・ルッソ
出演:ロバート・ダウニー・Jr/クリス・エヴァンス/クリス・ヘムズワース/スカーレット・ヨハンソン/マーク・ラファロ/ジェレミー・レナー

アベンジャーズ最終作品。
21世紀最高のエンターテイメントシリーズのラストはゆはり最高だった。
観終わった瞬間に思い浮かんだ感想は「もう一度観たい」だった。
「アイアンマン」から「エンドゲーム」まで全てのMCUをもう一度。