主人公のカッコよさに全振りしたNetflixオリジナル映画「ポーラー 狙われた暗殺者」
ネタバレ無し
「ポーラー 狙われた暗殺者」はNetflixオリジナル映画
凄腕暗殺者が主人公のジョンウィック的なアクション映画。
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あらすじ
殺し屋稼業からの引退を目前にして、穏やかな生活を送っていた凄腕暗殺者を狙う冷酷非情な若手刺客集団。
強欲なボスの仕業だと知り、男は決死の反撃に出る。
登場人物
ダンカン・ヴィズラ(マッツ・ミケルセン)
あと2週間で引退を迎える凄腕暗殺者。
カミーユ(ヴァネッサ・ハジェンズ )
ダンカンの別荘の隣に住む女性。
ミスター・ブルート(マット・ルーカス)
ダンカンの雇い主。退職金を支払うのを逃れるため退職者の暗殺を画策する。
感想
スネークみたいな凄腕暗殺者が仲間に裏切られて命を狙われるというジョンウィック的な映画。
主人公のカッコよさを演出することに全力が注がれており、終始マッツミケルセンのダンディーな雰囲気を堪能することができる。
アクションはスタイリッシュというよりは奇想天外なギミックが魅力で、変わったガジェットや予想の斜め上を行く戦略が目白押しで最後まで飽きない。
スーサイドスクワッド的な悪役も魅力的でそれぞれのキャラも立っていたのでかませ犬として最適だった。
素晴らしい映画なので続編もぜひ見たい。
主人公のカッコよさの演出に全振りした映画
本作は主人公のカッコよさが突き抜ける雰囲気映画だ。
引退を目前にした歴戦の凄腕暗殺者というだけでもカッコいいが、脚本全てが主人公のカッコよさを引き立てるために描かれているため最初から最後までそのカッコよさを堪能できる。
敵は主人公のカッコよさを引き立てるだけのかませ犬に徹していて、逃げ惑うだけの敵を観ているとある意味いさぎが良い脚本だなと感じてしまう。
中二病的なアクションも魅力。
カッコいいいだけで実用性皆無なギミックや、時の流れを無視した突拍子も無い暗殺などを存分に楽しむことができる。
Netflixすごいなって思う
本作の監督は「ヨナス・アカーランド」というスウェーデン人。
聞いたことがない監督だったので調べてみたら、ミュージックビデオを専門とする監督だった。
長編映画を監督するのも本作が初めてのようだ。
本作は音楽も素晴らしい。それもそのはず、本作のBGMは「deadmau5」のが作っているのだ。
言わずと知れたエレクトロの巨匠が本作のために楽曲を書き下ろす、そんな贅沢があるだろうか。
ミュージックビデオ専門の監督を起用する大胆な戦略と、世界的なアーティストをこの作品ためだけに使う豊富な資金力は流石はNetflixだと感じた。
劇場公開作品よりもNetflix公開作品の方が映画のスタンダードになる日も来るかもしれない。