製作費が無限に集まるヒーロー映画の典型みたいな「アクアマン」
ネタバレ無し
「アクアマン」はDCコミックスのMCU的存在であるDCEUの第6作目です。
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あらすじ
人間として育てられた、海底王国アトランティスの末裔にして、サメをはじめ海の生物すべてを従えて戦うことができる男、アクアマン。
地上を超える未知の文明をもったアトランティス帝国が、人類の支配を狙い侵略を始めたとき、彼が守るのは――地上か、それとも海か。
公式ホームページより引用
映画『アクアマン』オフィシャルサイト
監督
監督は「ジェームズ・ワン」
代表作は「SAW」「死霊館」など。ホラー映画を中心に活躍してきた監督だが、近年では「ワイルド・スピード SKY MISSION」などでアクション超大作も手掛けている。
登場人物
アーサー・カリー / アクアマン(ジェイソン・モモア)
アトランティス帝国の元女王であるアトランナと、人間の父との間に生まれた人間界と海の世界をつなぐ存在。
メラ(アンバー・ハード)
海底国ゼベルの王女。本作のヒロイン。
オーム王 / オーシャンマスター(パトリック・ウィルソン)
アトランティス帝国の王。アクアマンとは異父兄弟にあたる。
デイビッド・ケイン / ブラックマンタ(ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世)
海賊。アクアマンに父を殺されたため恨みを抱いている。かませ犬。
感想
製作資金が無限に集まるヒーロー映画
「アクアマン」の製作費は総額2億ドル。文句なしのハリウッド超大作です。
「アクアマン」のストーリーは正直言ってありきたり。ヒーロー映画にありがちな宿命を背負った主人公とか、倒すべき悪役とか、かませ犬みたいなヴィランが漫然と予想通りに登場し物語が展開していきます。
誰もが共感できるストーリーに、だれもが面白いと思える演出、だれもが好きになれるキャラクター。量産型のヒーロー映画です。
つまらないとは思わないのですが、面白くもない作品です。
しかしながら、こういった可もなく不可もないヒーロー映画は配給会社にとっては手堅く興行収入が稼ぎ出せるドル箱です。
このような投資を確実に回収できる作品には容易に資金が集まります。その結果の製作費2億ドルです。
2億ドルの映像は素晴らしく、ラッセンの絵画が銀幕を舞台に躍動しているような映像美を存分に堪能できます。
毒にも薬にもならない、誰でも安心して観られる映画です。