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日本漫画作品の映画版としては過去最高の出来栄え「アリータ:バトル・エンジェル」

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ネタバレ無し

「アリータ:バトル・エンジェル」は木城ゆきとの「銃夢」原作の映画。

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あらすじ

舞台は、“支配する者”と“支配される者”の2つの世界に分断された、謎めいた遠い未来。サイバー医師のイドは、瓦礫の中から少女の人形の頭部を 拾い上げる。
彼女は 300 年前のサイボーグであり、なんと脳は生身のまま生きていた。イドは、過去の記憶を失っていた少女に新たな機械の身体を与え、アリータと 名付けて成長を見守る。
ある日、自分の中に並外れた戦闘能力が眠っていることに気づいたアリータは、自分が 300 年前に失われたテクノロジーで創られた“最強兵 器”だということを知る。
逃れられない運命に直面した少女は、与えられた自分の命の意味を見つけるために、二つの世界の秩序を揺るがす壮大な旅に出る。

公式ホームページより引用
映画『アリータ:バトル・エンジェル』公式サイト 大ヒット上映中!

監督

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監督は「ロバート・ロドリゲス」
代表作は「デスペラード」で奇想天外なアクション作品を得意とする。

本作では「ターミネーター」など数々の名作を生みだした「ジェームズ・キャメロン」を脚本・製作に迎えている。

登場人物

アリータ(ローサ・サラザール)

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くず鉄の山で拾われた全身サイボーグの少女。
300年前の失われた技術で作られた高性能ボディを持ち、サイボーグ格闘術「パンツァークンスト」を操る。

ダイソン・イド(クリストフ・ヴァルツ)

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昼は診療所を営み、夜はハンター・ウォリアーとして活動している。
アリータをくず鉄の山から拾って治療を施した。

ヒューゴ(キーアン・ジョンソン)

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パーツ調達を生業としている青年。ザレムに憧れている。

チレン(ジェニファー・コネリー)

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イドの元妻。ベクターの元で科学者として働いている。

ベクター(マハーシャラ・アリ)

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モーターボールを主催する人物。ザレムにコネクションを持っている。

感想

日本漫画作品の映画版としては過去最高の出来栄え

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本作は木城ゆきとの「銃夢」の映画化作品。
海外でも人気の作品で20年ほど前から映画化の話は持ち上がっていたようだが、なんだかんだすったもんだあって2019年にようやく公開となった。

日本漫画の映画化というと残念な作品ばかりが記憶に残っているが、本作はそれらの残念作品とは真逆の完成度。
圧倒的な予算と豪華なキャスト、ハリウッドトップクラスのVFX、思わず目を見張るアクションシーンとすべてのクオリティが高い。
名作とはいえ20数年前の作品の映画版なので、話題に任せて高利益を狙う釣り作品とは根本的に狙いが違うのかもしれない。

全てが素晴らしかったが、個人的に特に印象に残ったのは酒場での格闘シーンだ。
「ロバート・ロドリゲス」作品らしく、特に意味もなく酒場で格闘ドンジャラホイが始まるのだが圧巻だった。
サイバーパンクの世界観を存分に発揮するシーンだったし、高度な技術力と野蛮な格闘の対比が素晴らしく何度でも観たい名シーンだと思う。

とにかく素晴らしかった作品だが、キリの良いところで終わるのは難しかったようだ。
原作に忠実すぎるのが玉に瑕。